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Q: |
アルテアークはどうして、スタンダードタイプが「1LDK」なのですか?
珍しいですよね。 |
| マ: |
これは声を大にしていいたいところです。「一戸建て」というと、みなさん、賃貸であるにもかかわらず、「3LDK」とか、「4DK」とかを作っていらっしゃる場合が多いのですが、これは、やはり、「賃貸の現場」や「賃貸経営(プロパティマネジメント)」をご存知ないのだなあ、と思ってしまいます。普通の「建築会社」が企画すると、惰性で一般的な「一戸建て」を作ってしまうのです。「持ち家の一戸建て」と「賃貸の一戸建て」では、まったくターゲットも戦略も違うのに、ごちゃまぜにしているのです。建築会社が、注文住宅がもうあんまり受注できないから、賃貸のほうでもやってみようか、と軽い気持ちで作っている感じがします。「賃貸経営」はそんなにあまくはありません。近くの不動産屋さんで聞いてみてください。お客さんが100組来たとしたら、そのうち、「3LDK」の間取りを探している人は何組ですか?と。大体、3組から5組程度といったところですよ。これは、一戸建てだけの話ではなくて、マンションでもアパートでも同じ理屈ですが、とにかく、このアパート・マンションの建築業界というのは、大手も中小も皆、基本的なマーケティングをしないで「適当」に賃貸住宅を作っているというのが実態です。なぜ、わざわざ「狭いパイ」に突っ込んでいくのか私には理解できません。「3LDK」を作ってはいけない、とは言いませんが、その理由を明確にして欲しい。 |
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Q:
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なるほど、基本的なマーケティングができていないアパート・マンションが多いというわけですね。
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| マ: |
そうです。この業界には、「新築マジック」というのがあって、入居者ニーズにあっていないものでも、新しいうちはなんとか決まる、という「新築ごほうび」があるんですね。問題は10年後です。誤解が多いのですが、基本的に、「築年数が古い」こと自体が、空室を増やす要因ではないのです。古くなると、「新しい」というプレミアムが無くなって、素の状態になりますので、そもそも「入居者ニーズにあっていない」、「間取りが悪い」、とかの情報が表に出てしまうのですよ。
「新築マジック」によって、とりあえずしばらくはなんとか「3LDK」でも運用できたりするので、間違っていることに世間が気づかないのですね。ここが賃貸住宅経営の難しいところであり、落とし穴です!すみません、ちょっと熱くなってきちゃいました(笑)。 |
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| Q: |
どんどん熱くなってください(笑)。 |
| マ: |
「賃貸の入居者をターゲットにした一戸建て商品」であるわけですから、「賃貸の入居者」というものが、どういう家族構成で、そのシェアはどうか?どういう間取りを好むのか?といった基本的なマーケット分析が必要ですね。これは、さして、声を大にしていうようなことでもなく、他の業界・メーカーでは当たりまえにやっていることだと思うのですが、アパート・マンション業界においては大変遅れているというのが実態です。私に言わせていただくと、「ほとんどの賃貸住宅は間違っています!」。スミマセン、生意気を言いました(笑)。所謂「2LDKタイプ」もご用意してありますが、我々は「+DEN(プラスデン)」タイプと呼んでいます。あくまで、「1LDK」にプラス「DEN(書斎)」もしくは、「小さい子供部屋」が付いているというイメージですね。これは、先ほどから申し上げているように、賃貸市場のマーケットリサーチから発想されたものです。 |
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| Q: |
アルテアークの特徴・差別化というものがあれば教えてください。
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| マ: |
はい、まず、何はなくとも、「住宅」で大事なことは、「日当り」でしょう。それも、ベッドルームではなく、「リビングルーム」が明るいことです。ですから、できるだけ南側を大きくワイドスパンに取って、大きな「開口部」(窓)を設けました。燦燦と太陽の光が降り注ぎます。次に、その南側に5mの高さの「吹き抜け」を作りました。空間を特徴付けるものとして、「高さ/Height」があります。6m以上の南側面に対して、5mの「高さ」を演出することにより、南側面の壁面が圧倒的な力を持つことになります。過去にも、天井高の高い賃貸住宅を作ったことがありますが、やはり賃料がアップしますね。シーリングファンが回っているだけでいい感じになります。そして、「リビングルームを広く」しました。今の入居者の家族構成からいって部屋数が多いことより、大きなリビングが欲しいというのがニーズなんですね。賃貸では10畳あれば他に比べれば広いほうになりますが、はたして10畳で何ができるんでしょう?リビングとは呼べませんね。最低13畳から15畳くらいは欲しいものです。そして最後に、外観デザインにこだわりました。賃貸住宅は見る人が「ワクワク」するものでなければなりません。持ち家以上に、「住む楽しさ」、「遊び心」といったものが要求されるのが賃貸住宅だと私は思っています。また、今後、10年、20年と時代が変わっていく中で、賃貸住宅で何が大きく変化するかというと、私は「デザイン」だと思っています。 |
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| Q: |
そうですね、最近デザインのいい物件が目に付くようになってきました。
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| マ: |
過去20年、30年を振り返ると、設備・仕様のグレードアップが目に付きます。バランス釜のバスからユニットバスになり、ウォシュレットやオートロック・防犯カメラ・モニター付きインターフォン等々があたりまえになってきました。今後も技術革新はあるでしょうが、もっと大きく変化するのが、「デザイン」ではないかと予想しています。日本人の生活の「衣食住」の中で、ファッションデザインへのこだわりは言うまでもありません。食におけるその食事空間も含めたデザインも世界のトップレベルです。ちなみに「味のデザイン」はミシュランにお墨付きをもらいましたね。その他の小物、たとえば携帯電話から時計やバッグ、ステーショナリーに至るまで、プロダク¬?トデザイ?ンの話題は賑やかです。日本人の「こだわり」、「感性」といったものは、たいしたものだと思うのですよ。それに比べて、「住宅」はどうでしょうか?もっといろいろやっていいはずの賃貸ですら、大変にコンサバティブ(保守的)で、「建て売り住宅」に至っては、ため息が出てしまうものがほとんどですね。デザイナーズ住宅・デザイナーズマンションというカテゴリーができたのは、喜ばしいことですね。日本人の関心も住宅に対しても「デザイン」を求めるようになってきていますね。本屋に行けば、「ル・ゴルビュジェ特集」なんて雑誌が普通に置いてありますし。あと、15年もしたら、今ある住宅のほとんどは、デザイン的に「陳腐化してるね」って言われるのではないでしょうか? |
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| Q: |
どうして、他の戸建て賃貸は「箱型」ばかりなのですか?
デザインがいまひとつだと思うんですが・・・。
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| マ: |
それは、建築コストを下げようと思うとそうなってしまうのです。「箱形」は建築が単純だからです。アルテアークでは、外観写真を見ていただくとお分かりのように、「アール(曲線)/Radius」を用いたデザインを採用しています。また、「箱型」は「直線」を多用していることになりますが、「直線」というのは、極めて人工的なもので、自然界にはほとんど存在しないものだと言われています。しかし、私たちは当然のようにこの人工的な「直線」に囲まれた生活をしています。よって、人はこの「アール(曲線)/Radius」に魅力を感じ、癒されるのです。 |
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| Q: |
モダンな建物と思っていたら、昔ふうの「濡れ縁(ぬれえん)」がありますね?! |
| マ: |
はい、「濡れ縁」は、日本古来のひとつの良い「文化」であると思っていますが、これはなかなかいいものです。内と外を繋ぐものとか、「縁(ふち)」という意味だけではなく、「縁(えん)」を繋ぐものだという言い方もされています。ビールを飲みながら将棋を指す、庭弄りをしてちょっと休憩、近所の方とちょっとお話し、外の空気を吸いながら爪を切ってもいいし、気軽に「建物¬?内部以外の空?間」を楽しめるところがいいですね。私も子供のころ、毎週楽しみにしていた「少年チャンピオン」を本屋で買ってきて部屋には上がらず、「濡れ縁」で読んでいたことを思い出します。 |
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この「濡れ縁」は、もう少し広げれば「広縁(ひろえん)」ですし、もっと大きくすれば所謂「ウッドデッキ」になります。前に敷地があれば「ウッドデッキ」にすれば楽しいですね。 |
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| Q: |
最後に「一戸建て」の賃貸住宅そのものについてコメントをお願いします。
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| マ: |
はい、私も東京エリアで賃貸を扱っているだけだったら、「一戸建ての賃貸」をつくるという発想は無かったかもしれませんね。土地の有効利用度が低いので、当然集合住宅のほうがオーナー側としては得だと思い込んでいたと思うのです。しかし、全国各地の弊社の加盟店さまの営業エリアを一緒に市場調査させてもらっているうちに、多くの入居者の方が「一戸建て」に住みたいと言っているのに驚き、また実際に、なかには「一戸建ての賃貸」が多く存在しているエリアもあったのにもびっくりしました。そこで、あらためて問われれば、アパート・マンションの集合住宅より、そりゃあ、できれば同じ家賃なら「一戸建て」が良いに決まっているよ、と思ったわけです。オーナー側からみても、将来の空室の心配が多いアパート・マンションより、心配が少ない「一戸建て」のほうが安心ですし、シミュレーションしてみると意外に「一戸建て」のほうが、キャッシュフローが良かったりするのです。都心部ならアパート・マンションでいいとおもいますが、ちょっと郊外だったりすると、「一戸建て」のほうが安心です。また、「一戸建ての賃貸」の特徴は、運営経費が少ないという利点が挙げられます。「一戸建て」には、エレベータも、消防設備点検も、共用清掃もありません。かかる経費は固定資産税と管理会社へのマネジメントフィーくらいなものです。 |
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特に、入居者のニーズで高いものとして、物件の「遮音性」があります。アパートよりマンションが評価されるのは、それが大きな理由です。しかし、「一戸建て」は、木造であっても「遮音性」抜群です。隣に人が居ませんから。気楽なものです。カラオケ歌っても大丈夫です(笑)。実際、「戸建て長屋」と業界では呼んでいるかと思うのですが、築30年以上の小さな「一戸建て」が一団地に長屋ふうに並んでいるものを見たことが皆さんあると思うのですが「満室」ですよね。とても、古くて「陳腐化」した物件なので
すが、空室はほとんどありません。なぜでしょう。それは、「一戸建て」だからです。古くても「一戸建て」です。アパート・マンションより「格」が上なのです。 |
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